またそれは、コロナウィルスの時にだけ効果的なのではありません! 平常時に、授業をする際の講義の仕方でも同じです。というか、ライティング・ワークショップやリーディング・ワークショップ(WW&RW)のミニ・レッスンと同じことになります!
何よりのメリットは、生徒一人ひとりのペースで学ぶことを可能にします。
と同時に、個々の生徒をサポートする時間を教師に提供します。(まさに、WW&RWと同じです! だから、WW&RWは効果的なのです。通常の授業には、それがありません。)
しかし、いくつかのポイントを間違えてしまうと、効果的に使えません。
主な間違いは・・・
・動画が長すぎる
・分かりにくい
・人を引き付けない(魅力がない/興味をそそらない)
(これらの間違いは、通常の授業で行われている講義と同じと言えないでしょうか!?)
以上の間違いを犯さないための、5つの秘訣を紹介します。
秘訣1・動画は短く。
6~9分ぐらいで、生徒の集中は切れていきます。
これは、ライティング・ワークショップとリーディング・ワークショップのミニ・レッスンを原則5~10分で行うことからも分かります。
また、私は30年前には人権教育に入れ込んでいたのですが、私のオーストラリア人の師匠は、「15分以上、一人が一方的に話すことは人権侵害だ」と言い切っていました。それを知って以降、私は講演形式の研修ができなくなりました。みなさんも、授業や動画で人権侵害を侵すことはやめましょう!
生徒たちが飽きてしまう(内容を受け入れられなくなる)のを避けるために、短く分割すればいいのです。
秘訣2・文字を画面で使うときは、短く、はっきりと。
パワポのプレゼンでも同じですが、文字が画面いっぱいに出続けると、見ている/聞いている気がしなくなります。プレゼンをしている当人にとっては、明らかなことでも、見ている/聞いている側にとっては、新しいことが多いので、一度に受け入れられる量をはるかに超えてしまっているのです。
文字の大きさや色を変えたり、矢印等のサインを使ったり、さらには、図表を使ったりして、重要なコンセプト(概念)を強調するようにしましょう。逆に言えば、情報や事実は少なめにするということです。
秘訣3・アクティブ・ラーニングを促す。
ただ、見たり/聞いたりしているだけでなく、という意味です。単に受動的に聞いているだけでは、学べる量は限られています。動画を通じて、自分で考えたり、メモを取ったりするように仕向けます。
頻繁に、理解している度合いを確認できるように、問いかけやクイズをするのは効果的です。
秘訣4・スキャンできるようにする。
動画を、章立てにすることで、生徒は見直す際に、すぐに見つけ出せます。(この生徒の自主的な見直し機能を最大限に活用することが、動画の最大の武器と言えるでしょう!)
秘訣5・自分自身を出す。
生徒はビデオが、本物(自分に語りかけられたもの)と思えるとより打ち込んで聞け/見られます。そのためには、変に自分を装ったりせずに、普通に(打ち解けた口調で)しかも励ますように話しかけます。(これは、リアルに対面で話すときも大事なことです! できていますか?)
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