2019年1月6日日曜日

教師の新年の誓い (New Year Resolution)

新年、あけましておめでとうございます。

お正月らしさが薄れたと言われる最近のお正月ですが、皆さんはどのように過ごされましたか。紅白歌合戦が幕を閉じた瞬間に、画面が切り替わり、雪深い寺の境内が、除夜の鐘の音とともに映し出されると、それとなく神聖な気分になる人もいるのではないでしょうか。

その瞬間、過ぎ去った1年のことを思い起こしたり、新しい年に思いをはせたりするものです。今年は、何をやろう!何を成し遂げよう!と。

世界中の仲間たちは、新しい年を迎えて何を決意するのだろう。教師として同じ思いをもつのだろうか。それとも、予想外の決意を表明しているのだろうか。興味があったので、”Teacher" , "New Year Resolution"で検索をして、調べてみました。その結果が、下のリストです。ただし、このまとめは、あくまで私の個人的見解によるものです。また、これらは、日本人の考える「お正月の誓い」ではないようで、9月から始まる新学期を想定したもののようです。

1  常にポジティブでいよう(Stay Positive)
教師にとっても、子どもたちにとっても、教室が常に楽しさにあふれる場所であるように。お互いを認め合え、学びあえる教室づくりを。

2  ルーティーン化した教室にスパイスを(Spice up your classroom routine, Try new things, Be creative in class)
新しいテクノロジー、新しい指導法にトライしよう。月に1つ新しいことにチャレンジするという目標を立てて望んではどうだろう。

3  ワーク/ライフ・バランスを実現させる(Get Your Work/Life Balance in Order)
教師として仕事を楽しみ、充実させるためにも、個人の生活を豊かに、楽しもう。それが、子どもたちの豊かな生活につながるはず。

4  一人ひとりの子どもを見つめて(Give Individual Time & Attention to Students)
授業内での個別の関わりだけでなく、様々な場面で、一人一人の子どもに目を向けよう。優秀な生徒であっても、問題のある生徒であったとしても、同じように。

5  子どもたちに学びの責任を受け渡そう(Get Students Involved/Empowered, Get everyone excited about learning)
子どもたちが自分の課題や活動を自分でコントロールし、力を発揮できるように。学びのオーナーシップを子どもたちの手に。

6  働き方を変えよう ー スマートに働こう(Get Organized – Work Smarter, Not Harder)
新年は、新しいスタートを切れるチャンス。この機会に、働き方を見直そう。

7  計画的に(Plan ahead, Make Better Use of Planning) 
「自転車操業」のストレスから自由になれるよう、計画的に。

8  個人のゴールを設定しよう(Set Goals & Avoid Autopilot Mode)
自分にとって大切かつ優先順位の高いゴールを設定しよう。できれば、達成可能なゴールを月に一つ設定し、一つ一つ達成していこう。

9  保護者との関わりを深めよう(Engage more with parents, Talk to parents more)
保護者と良い関係を築くよう努めよう。個人面談、SNS、メモなど、できるだけ多様な方法で。

10 自立した教師としてしなやかに(Don’t Let Admin & School Policies Get You Down, Learn to let things go, Believe in yourself)
自分自身の力ではどうしようもないことがあるのが人生。納得できない政策や山のようなペーパーワークなど、課せられるものがあったとしても、自分を見失わずに。


教職に就いているものとして、共感できることがたくさんあると私には感じられました。とりわけ、新しい学び方を模索していこうとする意思が強く感じられこと、教師の働き方や生き方の見直しが大きなテーマとなっている点が印象に残りました。番外編として、面白いと思ったものが二つありました。これらは、あまり日本の先生からは出てこないものかもしれません。
◯典型的な仕事服から脱却して気分を変えよう(Dress to Impress Yourself)
◯キャリア・アップも考えて(Plan Your Move Up the Payscale)


皆さんは、年頭にあたり、どのような誓いを立てましたか。このリストに、新しい見方や視点はあったでしょうか。

2019年が、皆さんにとって実り多き1年となりますようお祈りいたします。今年も、よろしくお願いいたします。


☆参考にしたサイト

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