●一つ目は、夏に放映された「僕達はまだその星の校則を知らない」の主人公(白鳥君)はスクールロイヤーです。その6回目「秀才にカンニング疑惑!?」で、彼は次のように言っています!(場面は、スクールロイヤーが一つのクラスの生徒たちに話していたところです。確か、18分当たりだったと思います。)
白鳥:「カンニングの罪深さは、テストと言う存在自体の罪深さに内包される。勉強とは本来自分のため誰かのためになる。宇宙の一部でいるのに役立つ。そういうほわんと温かみのあるものですよね。テストは違う。その温かみとは、全く関係なくただ優劣を測るためだけの鋭敏な物差しです。人間をあえて点数で比較し、1等星をありがたかったり6等星を無視したりする。ただ地球から遠いだけでどんなに輝いているかわからない星もあるのに。
学年主任:何の話ですか。
白鳥:そんなもの差しで未来が決まるなんてぞっとします。その物差しだけを世間がそんなにありがたがあるならカンニングをしたくなるほど、追い詰められる若者が生まれるのも仕方がない気がしませんか。世界には受験がない国もある。この国の価値観や教育のあり方が原因なのだとしたら、若者は被害者ですね。もしね、この国は相手に裁判でもできれば…。
学年主任:それでも日本の大多数の若者はカンニングをしません。みんな構成にテストを受けより良い大学や職業を目指すんです。
※ ちなみに、彼(白鳥君)自身、小学校の6年生のときに学校か文科省を相手取った訴訟を起こそうと、今雇ってくれている法律事務所を訪ねていたという過去がありました!
●もう一つは、先週放映された「スキャンダルイブ」の最終回「最終報 歪められた真実」の53~54分と1時間過ぎ~1時間2分です。(こちらは、まだhttps://abema.tv/video/episode/90-2042_s1_p66 で見られます。ちなみに場面は、記者会見での発言です。)
過去を悔やむだけでは何も変わらない・・・私たちが終わらせなければいけない構造が確かにある。忖度、沈黙、犠牲の上に成り立つ成功、そういう仕組みを次の世代に引き渡してはいけない。その構造を終わらせることこそが、今を生きる私たちの、そして当事者である私の、責任の取り方だと思っています・・・
いま私たちは時代の変わり目に立っています。古い価値観と新しい価値観の間で様々なひずみが生まれている時代にいます。でも、その混乱の中にこそ変化の芽があると私は信じています。変わるのは、勇気が必要です。声を上げることは、痛みを伴います。でも、それでも、私は信じたいんです。私たちには、変わる力があると。変わるのは、誰かではなく、私たち一人ひとりです。声を上げること、疑問をもつこと、誰かの痛みに想像力をもつこと、それが新しい風を吹かせる力になります。未来は、待つものではなく、つくるものです。今、この瞬間が、その始まりになればと心から願っています。
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たかがテレビドラマですが、されどテレビドラマです。教育界の人がほとんど言わないことを、ズバッと言い切っていると思ったので、年が明けてしまっては紹介できないので急ぎアップしました。
あなたも、このようなテレビ、本、SNSなどいろいろな媒体で紹介に値すると思われた言葉に遭遇していたら、ぜひ紹介してください。お願いします。
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