2021年7月18日日曜日

新刊案内『静かな子どもも大切にする』

 訳者の一人の山崎さん(創価大学教職大学院)が紹介文を書いてくれました。

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 人と話したり会ったりすることは楽しいけれど、その後は自分の時間が必要。人と関わる仕事をしているけれど、時々「そっと」休憩(自分の時間)が必要。一日が終わると、仲間と集まって何かをするよりも、お家に帰ってゆっくりしたい。こんな人はいませんか? もしかすると「静かな人」かもしれません。

 学校を思い出してください。子どもの声が聞こえ、活気があって、授業は子どもの発言であふれている。こんなイメージが「よい」学校、「よい」授業ではないでしょうか。このイメージに当てはまる「行動」を見せることができない生徒にたいして、「もう少し・・・」と思ったこともあるのではないでしょうか。でも、大人にも、いつも元気で、いつもおしゃべりでいることが辛い人もいます。私も、できれば自分より大きな人の後ろで隠れていたいときがいっぱいあります。仕事終わりには一人でいる方がリラックスできます。

 本書は、「静かな人」も力を発揮できる環境のつくり方や、コミュニケーションのとり方を紹介しています。考える時間を大切にすることや、その人にあった表現方法の選択肢、教室環境のちょっとした工夫、ICTを活用した手を挙げる・口頭発表以外の生徒間、教師-生徒間のコミュニケーションの方法を紹介しています。

 また、生徒の興味関心(教科に関連することに限られません)から発生する学びを尊重する環境づくりについても紹介しています。静かな人も、自分が好きなことや自分の思いが強いものに関しては自然と話すことができます。自分が伝えたいことを話せる環境はどれくらいあるでしょうか。また、お互いにきちんと聴くという環境はどれくらいあるでしょうか。個人の伝えたいことを伝える。お互いの考えていること、伝えたいことをきちんと聴く。このような学びの環境を考えてみませんか。 


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