2020年2月16日日曜日

「最優先事項を優先する」の実現の仕方


 本プログの2月2日号(http://projectbetterschool.blogspot.com/2020/02/blog-post.html)で、第三の習慣の中身は、
① 第2の習慣を身に付けたなら、それを具現化し、自由意志を発揮し、毎日の瞬間瞬間において実行する。
② 価値観に調和した生活を送るために、効果的な自己管理を行う。
③ 重要だが緊急でない活動を行う。
④ 重要でない活動に対してノーと言う。
⑤ デレゲーション。人に仕事を委任する。
だと紹介しました。

あなたがたくさんしなければいけないことを、その「重要性」と「緊急性」で4つに分類したとすると、それぞれにはどのような項目があがりますか? 思い浮かぶものを書き出してみてください。
 上の図のⅠ~Ⅳの中で、優先順位が一番高いのはどれでしょうか?
第三の習慣は、普通私たちが考えてしまうように、Iではなくて、Ⅱであると教えてくれています(上記のリストの③です!)。
ⅢとⅣは、できるだけ④で対処。
その中で緊急性が高いので、何らかの形で対処しなければならない時は、できるだけ⑤で対応するようにします。
Ⅰですら繰り返しが多い場合は、⑤で対応できるようにしていくことが望まれます。

 Ⅰ~Ⅳの項目例を紹介すると、下の図(時間管理のマトリックス)のような項目が含まれます。

 このリストから分かることは、私たちは緊急性の高い項目で忙殺されるということです。そして、なかなか③=第Ⅱ領域の「重要だが緊急でない活動を行う」に時間を割けないことです。もし割けていたら、学校や授業は飛躍的によくなっているはずです。
 それでは、どのようにしてその時間を確保したらいいのでしょうか?

 まずは、 2月2日の「PLC便り」で紹介した
第一の習慣・主体的である
第二の習慣・終わりを思い描くことから始める(=自分のビジョンをもつ!)
の2つからはじめてください。第二の習慣で自分の優先順位がかなり明確になります。自分の優先順位がはっきりしていないと、周りのリクエストに引きずられてしまいます。
 第二の習慣+第一の習慣の「主体的に行動する」によって、②、④、⑤がやりやすくなります。
 ということは、どれだけビジョンと優先順位を明確にできるかがカギです。
 ちなみに、私にとってビジョンのつくり方で一番参考になったのは、『エンパワーメントの鍵』という本でした。

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