お薦めの本は、以下の2冊です。
・『ようこそ、一人ひとりをいかす教室へ』キャロル・トムリンソン著、北大路書房
・『授業の見方 ~「主体的・対話的で深い学び」の授業改善』澤井陽介著、東洋館出版
これらの2冊の比べ読みを思いついたのは、前者を「理解できない、読むのが大変」というコメントをもらったからです。あまりにも自分が慣れ親しんだ授業観、生徒観、教育観とは異なることが原因だそうで、投げ出すのではなく、どうにかして読めるようになりたいが、そのためにどうしたらいいのか教えてほしいというニュアンスの言葉も添えてありました。
後者と読み比べることによって、違いが一層浮き彫りになると思ったのです。後者は、現文科省視学官による本です。どういうわけか(?)、ここ数か月は教育書ではナンバー・ワンと言えるほどの売れ行きです。その理由も、ぜひ解明していただきたいと思います。
しかし、購入することはお薦めしません。図書館等にリクエストを出すなど、他の方法を考えてください。(売れる本が、いい本/読むべき本ではないことの、典型例です!★)
前者の代わりに(あるいは、いっしょに)、『「考える力」はこうしてつける』ジェニ・ウィルソン他著、新評論、ないし『「学びの責任」は誰にあるのか』ダグラス・フィッシャー他著、新評論という選択肢もあります。
冬休みの間の読書にピッタリかもしれません。
読まれたら(一冊でも)、ぜひ感想を下のコメント欄かpro.workshop@gmail.com宛にお願いします。
フィードバックすることを前提に読むのと、そうでないのでは、読めるものがだいぶ違います。もちろん、フィードバックすると、それに対する反応も戻ってきますから、二重に得します!
★ これは、比べ読みの第1弾として紹介した
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