2015年7月12日日曜日

夏休みの準備



まだ学期中なので、そんなこと言われてもピンと来ないでしょうか?
でも、心の準備はできますし、それをしておけば、いいスタートと充実した夏休みが約束されます。

忙しい学期中に比べたら、かなり余裕が持てるのが夏休みです。何よりも、負担が大きい授業を毎日もやらなくていいというだけでかなり気分を楽にしているでしょう。

当然のことながら、「休み」というぐらいですから、
・寝る時間、食べる時間、趣味の時間等を十分に確保する
・日頃行きたくても行けないところに行く(旅行や帰省など)
は一番に大切なことです。まずは、最初にこれは押さえたいです。
その上で、あなたはどんなことをこの夏にしますか?

多くの人は、
・人間関係(同僚、仲間、家族)との(再)構築
・自宅、教室、学校の共有スペースの片付け/断捨離+安全確認
・読む ~ 趣味の本と教育書の両方。日頃読みたくても、なかなか読む余裕がないので、特に後者は大切です。自分が成長し続けていなくて、子どもたちの成長をサポートすることは可能でしょうか? 読み応えのあるいい教育書を探しているという方は、pro.workshop@gmail.comにメールをください。喜んで紹介します。

他に、以下のようなことに挑戦する人もいるかもしれません。
・ふりかえり ~ 1学期に起こったことや学んだことの。それをしっかりやることが2学期以降の飛躍につながります。その際、書き出すことが大切です。
・紙を極力使わない努力 ~ 自分がディジタル人間になることに挑戦する。5~10年後は避けて通れません。
・生産性/効率をアップできるような仕事の仕方をつくりあげる ~ 上記2つとも関連しますが、「忙しい、忙しい」言わざるを得ない最大の要因は生産性/効率性の低さにあります。同じことの繰り返しでは改善できません。これまでとは違ったやり方が必要です。
・普段できない研究・研修をやること ~ 学期中は行けないところで、刺激/新しい学び/出会いを積極的に得ることを含めて。
・コミュニケーションのとり方の改善策を考える/準備する +ネット断食 ~ すべてのベースは、コミュニケーションです。物事を円滑に進められるかどうかは、コミュニケーションが取れているかどうかに左右されることが多いですから、どのような方法を使うかは大事です。ディジタル化の促進はここでもポイントですが、一方でそれに浸っている人は、あえて断つ期間を設けるのもお忘れなく。
要領やコミュニケーションがいい同僚何人かに、どうしているのか聞いてしまうのが一番効果的かもしれません。

最後に、ぜひ避けたいことは、「役に立たないことが分かっている強制研修や校内研修は、体調が悪いことなどを理由にして、できるだけ行かないようにする」ことです。要するに、ボイコットです。
がまんして行くと、主催者/企画者は調子に乗って、同じことをやり続けます。
「市民的不服従」を行使することも、大切なことです。★


参考: http://connectedprincipals.com/archives/11678 と『理解するってどういうこと?』の186ページ(他にも、夏休みの使い方としては刺激的な情報が満載の本です。)

★ それを行使するか否かの判断基準は、「フォローアップがプログラムに組まれているか否か」です。ないものは、たとえその場でいい体験ができたとしても、残念ながら実践できるようにはならないからです。それは、誰にとっても時間の無駄以外の何物でもありません。そういう研修をなくしていくためにも、極力参加はしないでください。

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