先週のPLC便りで取り上げた『「正解」よりも「問い」を大切に』について引き続き考えてみたいと思います。
「1/2+1/3」の計算をするときに、最初から間違え方を予想させると、思ったことがあっても言えなかった子から発言が出てくるようになる。「2/5。今までの計算と同じように、分母と分子を別々に足せばいいんだよ。」こうした子どもの考えが出てくる。その理由として「『二桁同士のたし算』では、十の位は十の位、一の位は一の位を足したから」などの声が上がる。そこで、「説明がしっかりしているから、その計算でいいかな」と問い掛けると、「それだと答えが違うよ!」と通分を取り上げようとする子が出てくる。
すかさず、「先生が言っている間違った子というのは、下の学年の子で通分を知らないんだよ。2/5ではないことをどう伝えればいい?」と続ける。・・・
「正解のみを追求する」授業をやめて、「問いを大切にする」授業へ変えていくこと。もっと多くの教師がこの方向へ一歩を踏み出してほしいものです。
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