2013年6月16日日曜日

教師の学びをつくり出す10か条

前回の記事との関連で、「子どもと教師の学びをつくり出す10か条」を見つけました。

これらが実行されたら、確実にPLCになると思います。

1. Have a clear vision. ~ 明快なビジョンを持つ。
2. Model what you want to see. ~ してほしいことは、モデルで示す。
3. Break it down into smaller steps. ~ 段階に分けて、成功体験を味わいながら進める。
4. Help people move from their “Point A” to their “Point B”. ~ 「今いる自分」から「ありたい自分」へ転換するのをサポートする。
5.  Work with people 1-on-1. ~ 一対一で接する。
6.  Promote champions. ~ 何がしかの専門性をもつ教師を育てる。
7. Share, share, share! ~ 共有して、共有して、共有しまくる。
8. Model and promote risk taking. ~ 常にチャレンジすることをモデルで示し続ける。
9. Find the balance of “pressure and support”. ~ サポートするのと圧力をかけることのバランスを見出す。
10.  Always remember that we are in the “people” business”. ~ 私たちは、人を最優先する職業に就いていることを忘れない。


    <メルマガからの続き>


『校長先生という仕事』で書いたことですが、欧米では、管理職は時期が来たらなるものではなく、自分で選んでなるものです。従って、学習指導のプロとして教育に携わり続けるか、それとも学校経営のプロになるかは、早い人は20代の後半で決断し、大学院に行ったりして、準備を始めます。
ですから、いい校長は同じ学校に30年近くいることもざらです。いい校長は、学校理事会からの評価も高いので、辞めさせられることはありませんから、異動がありません。本人も、その学校が気に入っていれば、何年でもいられます。そして、教師などのスタッフはその校長を中心に選出します。ですから、教師でも公立でありながら、同じ学校に長年いる人は少なくありません。従って、日本でしているような、どこの誰がしているのかわからない、まったく脈絡のない「人事異動」は存在しません。(これは、学年が上がるごとに行われる子どもたちのクラス替えとどこかで通じる部分がありそうです。『校長先生という仕事』では、「イベントとしての研修ではなく、日常的な仕事の中で教師の学びを実現する方法」をスペースがなかったので、2つだけしか紹介できませんでしたが、クラス編成も含まれています。興味のある方は、資料請求してください。少なくとも、日本でやられている方法よりは、はるかにいいと思います。★)
 話しが逸れましたが、20~30年、校長をやる人たちもいますから、相当の専門性を身につける人が少なくありません。ですから、いい本や資料がたくさん出回っています。それに対して、日本で学校経営やリーダーシップに関するいい本や資料には努力しても出会えません。その必要性が、まだ認識されていない気がします。
  

★ 要するに、教科書もそうですが、すべてがすべて「妥協の産物」というのが日本式のやり方なのでしょうか? 

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