2012年2月14日火曜日

指導者が変わらなければ!!

プロ野球と教育の類似性について、スポーツ誌「Number」で、以下のような記事を見つけました。★

ダルビッシュ流出はNPBの危機!?
MLBスカウトが語る日本球界の病巣。


主な見出しだけを掲げると、以下のようなものです。(上をクリックすると、全文が読めます。)

旧態依然の指導法が日本人選手の進化を鈍らせる!?
「日本の現場を見ていると、このままじゃダメだと思う」
中学野球の指導法を改革すること。
指導者が変わらなければ、日本球界は変わらない。
日本スポーツ界の指導者全員が世界に目を向ける時代。


上に書かれていることとまったく同じことを、学校教育の現場および教育センター等の教員研修の場で、私は90年代の初頭に感じてしまいました。教師たちのイキイキとした姿に出会えなかったのです。
そして、先のアンケートで過去20年間、何も変わっていないことも、証明されました。

教師一人ひとりは、いい人たちです。研修で短時間しか接しませんが、それはつくづく感じます。そのいい人たちが、元気になれない、イキイキできない仕組みというか、制度の中に置かれています。子どもたちは、その先生たちに日々接し、教わります。

何が問題かというと、仕組みであり、制度です。一人ひとりの先生はそれを変えられませんが★★、上のプロ野球界と同じで、指導者(学校教育で言えば、学校の管理職と教育委員会の管理職および指導主事)が変われば、今の仕組みや制度の中でもいくらでも変えられることはあります。

学校や大学教育に比べると、プロ野球の方がはるかにましと言えます。すでに、それなりの交流はありますから。野茂に始まり、その後イチロー、長谷川、佐々木、松井・・・そして今年のダルビッシュとすでに何人も海を渡っていますから。
教育は、鎖国状態が、いまだに続いています。(国をあげて「国際化・情報化」を80年代から言い続けているのにです。)

ぜひ、目を世界に向けてください。
フィンランドだけではありません。
他の北欧諸国に。★★★
オランダに。イタリアに。
カナダに。
オーストラリアに。ニュージーランドに。
シンガポールにも。
そして、いろいろな革新の芽を生み出し続けているアメリカにも。



★ 類似しているのは、教育とプロ野球だけではありません。福祉、環境、政治等、ほとんどの分野で同じことが言える気がします。でも、サッカーのように世界に通じるのを示しつつある分野もないわけではありません。(サッカーは、ドイツ人のクラマーさんを1960年に招聘したところから始まっています。)

★★ もちろん、仕組みや制度は変えられませんが、自分の実践は変えられます。自分のクラスの中でやろうと思えば、いくらでもやることはあります! しかし、情報が提供されませんし、情報を自ら収集する人は極めて少ないので、旧態依然とした教師主導の授業をやり続けることになります。ほとんどの研修や研究では、そのためのモデルを見せられ続けます。

★★★ 北欧が先進的なことに取り組める最大の理由は、英語で情報収集をしているからです。そして、小回りの効く国の規模だからです。一番大きなスウェーデンでさえ、神奈川県と同規模です。はっきりいって日本の規模で何かをしようとする限り、改善は期待できません。学校や教育委員会のレベルで、新しいことに果敢に挑戦しない限りは。

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