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2014年4月13日日曜日

教科書をこなすだけの授業からの脱却


ここ数週の「PLCだより」では、パートナーから年度末・年度始めということで、「学校経営方針」、「学びのリーダー」が取り上げられました。

 

私も中学校長の時代には、毎年この作業は悩みでもあり、楽しみでもありました。

もちろん、校長一人が勝手に計画を作り上げてもだれも見向きもしませんし、この計画・方針の策定には多くの職員が係わっていく(係わらせていく)ことが大切です。

 

中学校ならば生徒たちも立派に自校の問題点に気づく力を持っています。子どもたちを対象に「こんな学校にしたい」というアンケート調査をやってもいいと思います。中には、「階段を上がるのが大変なのでエレベーターがあるといい」のような意見を出してくる生徒もいますが、「図書館の本が古すぎるので新しい本を入れてほしい」というよう建設的な意見もたくさん出てきます。また、学校周辺の住民の声も取り入れることができることもできます。


要するに、校長が校長室で一人作成した「学校経営方針」ではなく、可能な限り学校に関係する人たちの意見・アイデアを取り入れて作った「経営方針」が本当に活きて働くということです。

 

現在勤めている大学では、自分が「経営方針」を作る場面はありませんが、学生たちに「今年の目標」を立てるように働きかけています。大学生なのだから自分で目標を作るのが当たり前なのですが、その当たり前がなかなかできません。

「自己管理能力」とよく言いますが、これが身についていないまま大学に入ってくる学生が増えています。小中学校の学習指導要領の特別活動の目標などで、「自己管理能力」の指導が強調されていますが、まさに義務教育レベルでさらに力を入れる必要がありそうです。

 

教科の指導でも特別活動の指導でも、肝心なことは「単に教科書や指導計画に書かれたことをそのとおりやる(いわゆるカバーすること)」のではないということです。そのためには、目の前にいる子どもたちの実態から出発した授業が求められるということです。

 

2012年4月1日日曜日

学校経営計画

各学校や教育委員会レベルの今年度の学校経営計画は、すでに立ててしまった(HP等にアップされてしまった)でしょうか?

 前回のPLC便りの関連でいうと、校長や教育委員会の担当者が一人(ないし数人)でつくってしまうことは、極めておかしなことになります。

 それが、計画は掲げられても実行されない理由です。
 たとえ、どんないいビジョンや、それに基づいた目標や計画が提示されようと、それを見せられた教師、生徒たち、親たちにとっては、「標語」や「作文」に過ぎませんから。

 今からでも間に合います。
 本当に実現したい/行動を起こしてほしいなら。
 ぜひ、子どもたちや教師の声と意見を反映したビジョン、目標、そして計画に差し替えてください。

 具体的な反映の仕方は、『校長先生という仕事』(平凡社新書)のビジョンづくりの章(147~161ページ)と『効果10倍の学びの技法 ~ シンプルな方法で学校が変わる』(PHP新書)の「親も生徒も参加してつくる学校の教育目標」(188~193ページ)が参考になります。

 ポイントは、絞り込むことです。★
 と同時に、つくる過程こそが大切だということです。

 学級の目標や経営計画も、上で書いたことがそのまま適用されます。


★ 4~5に絞り込むのではなく、多くても2つ~3つにです。
  普通の人間は、それ以上一緒に取り組むことはできませんから。