1) 2006年の夏に、アメリカ・ジョージア州のPLCを実践している中等学校を訪ねた時の最初のプレゼンで見せてくれた動画(http://www.youtube.com/watch?v=PHpr0fPW5WQ&feature=related)を見つけましたので共有します。
PLCを実践するということは、まさに「乗客を乗せた飛行中の飛行機を修理するようなもの」だというのです。こういうユーモアも大切なのですが、日本の学校にこういう視点は大分欠けている気がします。
2) 通知表についてのやりとりをお二人の読者としましたので、通知表のコメント欄をぜひご覧ください。
「たかが通知表ですが、されど通知表です。」基本的には、教師のほぼ全員がこの執筆に関わりますから、その関わり方を変えることで、教師たちの学びが変わり、結果的に生徒たちの学びを変える可能性は持っています。でも、「不易」に引っ張られると、単なるこなす仕事として位置づけられるだけですから、誰にとっても学びは極めて少量しか得られません。すでにわかっていることを記号化/文章化する程度の。
★ なお、このコメント欄には通知表とは関係ない教員研修事業の捉え方についてのやりとりも含まれていますので、参考になると思います。
3) 各学校が学校評価の結果を公表しているのと同じように、各教育委員会も同じものを「説明責任」の一環として公表しています。
朝日新聞の1月1日号の1ページ目で紹介された大分県姫島(50年以上も村長選が行われていない村として紹介された)のことをもっとしろうとネット検索をしたら、村のサイトの左下に「教育に関する点検及び評価」があります。せっかく他のことでは、いくつか革新的なことをしているこの村も、これに関しては「全国に右へ倣え」方式を取っているようです。従って、教育の質が向上すると思えません。
ついでに、わがまちのも見てみました。
項目の19、21、49,50,51あたりが大事だと思いますが、こういう評価の仕方で前進すると思われますか?
項目23のキャリア教育の一環で行われている職場体験は、A評価が与えられてしまっていますから、体験させられる生徒や生徒を受け入れている側に不満はあっても、何も改善することはなく、教師たちは「お決まりのパターン」(=教師も、生徒たちも主体的に取り組んでいないので、学ぶことが最低限の事業。うちでも「ちゃんとやっています」という結果を残すだけの事業)をこなすだけ、が続きます。
やり方を変えれば、いくらでも学びを生み出す方法はあるのにA評価を与えてしまうことが、それを阻んでいます。
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