2018年2月18日日曜日

あなたは学び続けていますか?


私たちは成長/学び続けていると思っていますが、一方では、前の年と変わらない(5年前とも、大して変わらない)とも思っています。
しっかり成長し続けているのか、あるいは停滞しているのか、さらには衰えているのかを測る基準が必要です。

1.あなたの信念は進化しているか?
 私たちは、たくさんの信念(正しいと信じる自分の考え)をもって生きています。それが固定されてしまうと、目に見える行動の部分も、大きく変わることはありません。逆に言えば、変化には信念の部分の変化が不可欠です。立場が変わると(たとえば、学生から教師、教師から管理職)信念も変わりやすい部分があります。成長し続けている/学び続けている/他の可能性を見られる状況に自分を置いていると、信念は変わりやすいです。

2.異なる視点が見えるか?
 学ぶ意欲があるということは、好奇心があるということです。好奇心があれば、たくさんのこと/たくさんの可能性/たくさんの視点を知ることになります。それは、選択肢が増えることを意味します。逆に、成長していないと、選択肢がないか、少ないので、同じことをやる以外にありません。

3.非生産的な習慣をやめられるか?
 人間は基本的に、習慣の動物です。9割以上は習慣で生きているとさえ言われます。(そうじゃないと、疲れて死んでしまうそうです!)だからと言って、習慣だけに流されていては、成長はありません。意識を高めて、自分の非生産的な習慣を認識し、それを変える/改善できるか否かが、停滞するか、成長し続けられるかの境目になります。たとえ非生産的であると認識できても、習慣を維持した方が楽な場合が多いので、習慣への依存から抜け出して、成長したいという気持ちがそれを上回らないと、悪習を続けることになります。

4.建設的/生産的な習慣を身につける
 悪習の代わりにいい習慣に転換するためには、時間と労力がかかります。歯磨きをすることなど(それも、悪い磨き方=習慣から、より歯に適正な磨き方=よい習慣に転換する)のはいい事例です。

5.誰かが批判をしても、怒らない

6.数年前には達成できると思わなかったことを達成している。

7.「成功」と捉える中身が変化している

もちろん、ここで紹介した7つ以外にも方法はあります。成長は、体験、教育(情報のインプット)、そして他者との関わり等を通じて起こります。成長を続ける最も確実な方法は、できるだけ意識して、常に学び続けることかもしれません。

 私のここ数年の意図的に行っているのは、先方に嫌われない程度のフィードバックをすることです。投げかけ方がいいと、先方から反応が戻ってきます。すると、こちらはさらに考えることができます。そうするとさらにフィードバックしたくなります。
 相手が学べたり/成長したりしていると、こちらも元気になり、負けずに頑張ります。
 続けば、お互いに成長し続けられます。やり取りが終わると、そこで成長/学ぶ機会を逸します。(極めてシンプルです!)

 もう一つは、ここ10年以上力を入れているメールでのブッククラブです。会ってやれるに越したことはありませんが、みんなが忙しい中で、時間と場所を確保するのは至難です。メールでのやり取りは、時間と場所の制約を受けません。それでいて、自分一人で学べるものの何倍かを学べます。特に、上に書いたようなフィードバックが続けば、なおさらです。

 あなたの学び続ける方法は、何ですか?

 PLCは組織としての学びを目的にはしていますが、そのベースは、個人個人であり、ペアであり、チームであることを、再認識しました。各人が学べて/成長できていないで、組織としての学び/成長があるわけないわけですから。ましてや、学校の場合は、教師が継続して学べていないで、生徒の学びなどあるわけがありません。それは、単に教師にお付き合いをしてくれているだけというか、教育機関というよりも、保育施設として機能しているにすぎません。




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