年度末の話ということで、評価の話で締めくくりたいと思います。
一番下の表は吉田さんの「テストだけでは測れない」(NHK生活人新書)に掲載されているものです。
ときどき私もこの表を見返すのですが、「学びのための評価」がどれくらい日常の活動の中で行われているかが、「よい学びが展開されている」学校だと感じます。評価規準一つとっても、学習者である生徒たちが関わっていくように授業を変えていくことが求められているのだと思います。通知表という形で、学びの結果だけを半ば義務的に通知しても何も変わらないというのが現状です。
本気になって、学力向上を目標とするのならば、まず「評価」から変えなくてはならないでしょう。まず、指導目標から評価法を考えることを当たり前のこととして行えるようにする必要があります。
「形成的評価」も私が30代のころはよく耳にしたのですが、最近はあまりこのことを強調する人も少なくなりました。でも、この形成的評価、いわゆるプロセス評価にもっと注目していいと思います。
そのためには、「教師ががんばる一斉授業」から「生徒ががんばる授業」へ転換することが必要です。教師が系統だって記録を取り、生徒への適切なフィードバックをしていくためには、教師ががんばる授業では不可能です。
「生徒ががんばる授業」が実現できれば、生徒とのやり取りを通じて適切に生徒をサポートしていくこともできるようになります。そのような授業では、学習のねらいを明確にして、評価の基準も明らかにした上で、生徒たちに課題を提示して、学習活動に入ることになります。
このような授業がどの学校でも当たり前のように行われることが大切です。そのために、PLCの考え方をもっと広めていく必要があります。
私事ですが、この3月末で公立中学校の校長を退職しました。
4月からは東京の私立大学で教育方法論などを教える予定です。
今後は、教員養成の様子についてもお知らせしていきたいと考えています。引き続き、よろしくお願いいたします。
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学んだことの評価
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学びのための評価
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目 的
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平均、目標、教師が決める
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学力を伸ばすため
生徒の成長のため
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評価の焦点
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テストをしているという事実
平均点
教科書の中の知識
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学習のねらい、生徒の目標
使いこなせること、できること
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評価基準
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平均、目標、教師が決める
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生徒が基準にかかわる
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意 義
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説明責任
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改善
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特 徴
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正解は一つ
過去志向
競争
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たくさんの答えがある
未来志向
協力
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性 格
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公式
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非公式
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方 法
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テスト
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多様な評価方法
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表示の
しかた
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わかりやすい数字による成績。
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具体的なことば
改善のための具体的な手立てを提供
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動 機
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アメとムチ
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努力すればできる
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時 期
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授業が終わったあと
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学習が行われている間
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情報の使い手
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教師、保護者など、どちらかと言えば学習活動に関係ない人のためにしているというニュアンス
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生徒と教師
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教師の役割
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事務的な管理者
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プロとしての教育者
授業改善
生徒を評価に巻き込む
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生徒の役割
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テストのための勉強
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学ぶのは自分
自分の得意な学び方の把握
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