昨日、友人と二人で、東京のある教育セミナーに参加しました。
10時少し前に、会場について受付を済ませ、私は「理科」の分科会に参加しました。
その分科会の参加者は30名ぐらいだったでしょうか。
中には、函館から来ていた小学校の先生がいました。
理科の研究会に出るのは、久しぶりです。
東京の小学校の先生方の研究発表でしたが、発表者3人のうち、2人は若い人でした。
まだ、経験も浅いでしょうから、質疑応答も四苦八苦していました。
でも、若いというのは、いいですね。どんどん新しいことに挑戦してもらいたいです。
最後に、文科省の教科調査官から講評と短い講話がありました。
12月に発表されたTIMMSという国際理数調査の結果を引き合いに出して、日本の理科教育は決してその力は落ちていないと強調されていました。
私もこれだけ環境のよくない中で、日本の教師は頑張っていると思います。もっと、現場がやる気を出すようにあまり、上からああしろ、こうしろと言わない方がいいと思いますね。
講話のなかで、理科は自然の事物を対象にしているので、できるだけ観察・実験に時間をかけて、やってほしいと話されていました。その通りなのです。理科は「教科書」を読んで、説明して終わりでは、何も身につかないのです。
中学校でも、きちんと実験をやらないで、黒板で説明して終わりという授業をやっている人が未だにいるようです。確かに、準備は手間がかかるし、教科書を読んで終わりのほうが楽なのです。でも、理科はそこを手抜きしてはいけないのです。だから、小学校で理科が好きな子どもも中学校2年くらいで理科嫌いになってしまいます。その解決には、教師にゆとりが必要ですね。
今月は結局、毎週土曜日東京に来て、セミナーや研究会に参加しました。トータルで5万円はかかりましたね。でも、それに見合うだけの収穫がありました。
また、今回は気の合う友達と行けたので、行き帰りも教育に関する様々な話をして、あっという間に目的地に着いたような感じでした。この友人とはもう30年来の付き合いですが、20代のころ同じ学校に勤務して、いつも遅くまで学校でいろんな話をしながら、次の日の授業の準備をしていた懐かしい思い出があります。やはり、持つべきものは友です。
0 件のコメント:
コメントを投稿