昨日、教育情報化に関連するフォーラムに行ってきました。
その中で、学校のホームページ運営や校務の情報化について話を聞きました。
学校のホームページがどれくらいの頻度で更新されているかという調査結果が紹介されていました。なんと、およそ60%の学校は週1回も更新していないようです。反対に、週に4回以上更新している学校は全体のわずか7%だそうです。自分の学校はどうなのかと考えてみると、だいたい週1回です。今回のフォーラムの主催団体に所属している人たちの学校はほとんど毎日更新しているぐらいのレベルのようです。
その主催者の一人が、ある地区の中学校長会研修会に講師として呼ばれたときに、校務の情報化の一つとして、このホームページ更新の話をしたそうです。この方は、ある中学校の現職校長でもありますが、学校の中でホームページ運営を自分が中心になって行っています。
そのことを校長会の研修で話すと、研修後のアンケートのなかに、「ホームページ運営は校長がやるべきことなのか」という批判が一つあったそうです。
「校長がそんな仕事までやるべきでない」「係りに任せればいい」という考え方の校長はかなりの数いることでしょう。私の地区の校長さんたちもそういう考え方をしている人がかなりいることを知っています。
私は、情報発信、あるいは地域とのネットワークづくりの大切さが言われている今日では、校長こそ「ホームページ運営」の中核を担う必要があると思っています。ホームページで不適切な表現を使ったり、著作権や肖像権を無視した内容を提示したりしたら、それこそ学校の信用は大幅にダウンします。それだけ、重要なものだと思います。だからこそ、校長が積極的にかかわる必要があると思います。
今日のフォーラムで学んだことが一つあります。
それは、学校のホームページは外部の人に見てもらうだけでなく、内部の職員にこそ見てもらい、それを経営に生かす方略もあるのだと言うことです。つまり、「校長室だより」に書いたことが職員へのメッセージにもなり、学習指導や生徒指導の方向性を示すのに大切な役割を果たしてくれるということです。
また、いろいろな授業風景を写真入りで紹介することで、先生方相互の研修のきっかけづくりや情報提供にもつながるということです。ということは、ホームページも使い方一つで、校内研修、職員研修につなげることができるということです。これは発見でした。
往復の新幹線運賃と参加費を含めて、13,000円かかりましたが、それだけの価値はあったと思います。
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