子ども理解のために、あなたはどんなことをしていますか?
『増補版「考える力」はこうしてつける』の第2章では「自立した学習者を育てる」のタイトルのもと、
・ポジティブな学習環境をつくる
(1)
人間関係
(2)
感情
(3)
知性
(4)
教室の中のものの配置
について説明した後に
・年度の当初にすべきこと
として
・お互いを知りあうための活動
・セルフ・エスティームを高めるための活動
・チームづくりのための活動
が32~54ページにかけて紹介されています。
いずれも、とても大切なことばかりです!
でも、今日紹介するのは、自分の教える教科で子どものことを知るためのアンケートです。
これを取るか取らないかで、授業の中で使うものやすることが、だいぶ変わります。
一人ひとりの子どものことを踏まえた実践になるか、誰を対象に行っているのかわからない実践になるかの境目になります。
学ぶ側からしたら、できるだけ自分の興味関心やこだわりなどに関連づけて教師が提示してくれた方が、一般的なことを一般的に提示してくれるよりも、はるかに身近に感じられ、そして打ち込んで学べます。
要するに、教える教師と学ぶ子どもたちの接点をどれだけつくれるかが、子ども理解のポイントです。
ぜひ、まだやっていない方は、今週早々、
や、『作家の時間』や『読書家の時間』の巻末に掲載されている年度当初のアンケートなどを参考にしながら、子どものことを知るためのアンケートをぜひやってください。
なお、保護者に対して、子どもに関する情報提供を求めるアンケートをするのも、極めて効果的ですのでお忘れなく。子どものことを一番よく知っているのは親です。その人たちに情報提供してもらうことは、教育活動の出発点ではないでしょうか?
ちなみに、このアンケートとは対になる、学期末や年度末のアンケートをすると、子どもも教師も、自分たちの成長を振り返ることができます。
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