2017年1月22日日曜日

あなたの「マインドセット」は??


あなたは、人の能力は固定的と捉えていますか? それとも伸ばせる(あるいは、縮んだりする?)と思っていますか?
前者を「硬直マインドセット」、後者を「しなやかマインドセット」といいます。

両者を比較すると、次のような表になります。(出典:『マインドセット「やればできる!」の研究』キャロル・ドゥエック著、p21
  
これは、以下のように、対人関係にまで影響を及ぼします。

 能力を固定的に捉える  能力は伸ばせると捉える  
 ・拒絶されると、否定されたと思う  ・相手を許すこと
  →復習
 ・自分の人間的資質は変えようがない ・自分の資質も、相手の資質も、関係の質も
 ・相性として見てしまう                           変えることができる
                                                               <人間関係は、育む努力をしない限り、ダメ
                                                           になる一方で、決して良くなりはしない>

(出典:『マインドセット「やればできる!」の研究』キャロル・ドゥエック著、第6章)

 教師がどのようなマインドセットをもっているかは、決定的に重要です!! それは、授業や教室ですることすべてに表れてしまいますから。

◆では、どうしたら「しなやかマインドセット」をもてる(さらに磨ける)のでしょうか?
(読んで終わりにせずに、ぜひ試してください!)

1 自分が得意でないことにあえて挑戦する ~ 得意なことは、できて当たり前! 子どもたちに、自分も挑戦しているところを見せる。(モデルを示すことにこそ価値がある)

2 失敗をおそれずに新しいことに挑戦する ~ うまくいかなかったら、さらに考えて挑戦しなおせばいいだけ。失敗こそ(成功よりも)、学びの糧。

3 フィードバックを、同僚や子どもたちから求める ~ 自分だけではなかなか見えないので。

4 振り返ることを習慣にする ~ 振り返り→修正・改善の流れが作れたら、常に成長し続けることが約束される。

5 常に新しい知識やスキルを身につけようとする ~ いまの自分に満足しない。そして、よくなることを待たない。いま、取り組む!

6 自分が固定的な見方をしていること(分野)に気づく ~ 気づければ対処/挑戦のしようがあるが、気づかなければ対処することを放棄したままが続くだけ!



0 件のコメント:

コメントを投稿