あなたは、人の能力は固定的と捉えていますか? それとも伸ばせる(あるいは、縮んだりする?)と思っていますか?
前者を「硬直マインドセット」、後者を「しなやかマインドセット」といいます。
両者を比較すると、次のような表になります。(出典:『マインドセット「やればできる!」の研究』キャロル・ドゥエック著、p21)
これは、以下のように、対人関係にまで影響を及ぼします。
能力を固定的に捉える 能力は伸ばせると捉える
・拒絶されると、否定されたと思う ・相手を許すこと
→復習
・自分の人間的資質は変えようがない ・自分の資質も、相手の資質も、関係の質も
・相性として見てしまう 変えることができる
<人間関係は、育む努力をしない限り、ダメ
になる一方で、決して良くなりはしない>
(出典:『マインドセット「やればできる!」の研究』キャロル・ドゥエック著、第6章)
教師がどのようなマインドセットをもっているかは、決定的に重要です!! それは、授業や教室ですることすべてに表れてしまいますから。
◆では、どうしたら「しなやかマインドセット」をもてる(さらに磨ける)のでしょうか?
(読んで終わりにせずに、ぜひ試してください!)
1 自分が得意でないことにあえて挑戦する ~ 得意なことは、できて当たり前! 子どもたちに、自分も挑戦しているところを見せる。(モデルを示すことにこそ価値がある)
2 失敗をおそれずに新しいことに挑戦する ~ うまくいかなかったら、さらに考えて挑戦しなおせばいいだけ。失敗こそ(成功よりも)、学びの糧。
3 フィードバックを、同僚や子どもたちから求める ~ 自分だけではなかなか見えないので。
4 振り返ることを習慣にする ~ 振り返り→修正・改善の流れが作れたら、常に成長し続けることが約束される。
5 常に新しい知識やスキルを身につけようとする ~ いまの自分に満足しない。そして、よくなることを待たない。いま、取り組む!
6 自分が固定的な見方をしていること(分野)に気づく ~ 気づければ対処/挑戦のしようがあるが、気づかなければ対処することを放棄したままが続くだけ!
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