2017年1月1日日曜日

2017年を、最高の年にする!


新年おめでとうございます。

1月1日のテーマとしてはぴったりではないでしょうか。
教師として、校長として、副校長として・・・・・(もちろん、個人的にも、家族のメンバーとしても!・・・願わくは、社会や地球社会の一員としても?!)

一般的には未来志向で新たに取り組みたいことを考えると思いますが(すでに年が改まって入ることですし!)、それよりも確実な方法があります。

それは、過去(1年ぐらい)を振り返ってみることです。
①よかった点、②悪かった点(や残念だった点)、③良くも悪くもなくても、よく覚えている点などを。

①をさらに伸ばせられれば、最高の年は楽に実現します。
②を修正・改善できれば、これまた最高の年につながります。
③も、②と同じように修正・改善できれば、最高の年の実現につながります。

ということで、「可能性だらけ」です!
それらに目を向けないで、まったく新しいもので最高の年を実現しようというのは、無謀とも言えます。
もちろん、新しいものの方がしがらみがない分、達成しやすい部分は確かにありますが、これまでの経験から、それが上記の①になるよりは、②や③になる方が確率は高いことがすでに証明されています。(だからといって、葬り去ることを勧めているわけではありません。常にアンテナは張り続けて=情報は集め続けて、自分にとって、子どもたちにとって、学校にとってピンとくるものを探し続けてください。自分が絶えず学び続けることは、すべてのベースですから!)

それでは、振り返る際に鍵となる質問をいくつか・・・・(そうなんです、質問が鍵なんです! それによって、これまでの経験を生かすか殺すかの分かれ目にもなります。)

1)自分が大切にしている価値観は何か?
2)自分の教師(校長、副校長・・・)としての仕事は1年間、どう進化しましたか?
3)どんなところで自分の強みや情熱を表現できましたか? 逆に、自分の弱みが見えたのはどんなところでしたか?
4)生徒(や職員)たちが活躍できる環境や仕組み等をつくり出せましたか?
5)どんな失敗/過ちを犯しましたか? それらについてどうしていたらよかったと思いますか?

1)の「自分が大切にしている価値観は何か?」は、今ちょうど翻訳している本の中にも同じ質問がありましたので、補足します。
 授業をしたり、学級経営や学校経営をしたりする際に自分がもっとも大切にしている価値観を3つあげるとしたら何でしょうか? 
→ 『好奇心のパワー』(キャシー・タバナー&カーステン・スィギンズ著、新評論、近刊)の127~134ページ参照
 もっていたらいいなあと思う価値観ではなくて、すでにもっている価値観です。後者が大切な理由は、「もし、自分が本当にもっている価値観を明らかにできない場合は、自分の生き方と合致できず、自分自身を本当に理解することも、より強固な自己形成もできなくなります」(131ページ)
 価値観と言われただけでは思い浮かばないときは、「価値観 リスト」で検索すると、たくさんの言葉が見つかります。それらの中から自分にとって大切なものを3つだけ選ぶのです。
 なお、自分の価値観が明確でないと、集団の価値観を理解したり、形成したりすることはままなりません。(それが、いまの学校が陥っている大きな落とし穴??) これについては、前述の本の134~140ページが参考になりますので、ぜひご覧ください。

他にも、いい質問が思い浮かびますか?

『たった一つを変えるだけ』が教えてくれていたように、質問がすべての答え(=これから進める方向性)を決めてしまいます。なので、まず大切なのは、いい質問をしてみることです。(間違っても、「いい答え」=「最高の年にするための方法)ではありません!!)

参考: http://www.smartbrief.com/original/2016/12/5-questions-help-you-lead-better-next-year

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