・ 子どもたちとの関係を毎日築き続ける ~ 義務教育だからといって、学校に来るのは当然と思わずに、来てくれることを感謝する。これまでよりもよく知ろうという気持ちで接する。
・ いままでより少なく話す代わりに、より多く聞く
・ 「それはいいわね」や「よくできたわね」のレベルでほめるのではなく、より具体的にほめる ~ それをした人に向かってと同時に、他の人が真似したくなるように。
・ 名前で必ず呼ぶ ~ 教師の場合、互いに「先生」で呼び合うのはご法度!! 単に「私はあなたには興味がありませんよ」というメッセージを発信しているだけ。
・ より多く知ろうと絶えず努力し、それを教える時に使うようにする
・ 間違い探しはやめる ~ 代わりに、いいとこ探しをする。
・ リスクを犯して難しいことに挑戦することを奨励する ~ 教師の場合、「横並び思考ほど、非教育的である」ことを認識する!!
・ 教えている教科を子どもたちに売り込む(買ってもらえる)ように教える ~ 学ぶことが当然とは思わない。子どもたちが価値を見出してくれない限りは、単に教師にお付き合いする時間が続くだけだから。
・ 一人のためにクラス全体を怒ることはしない
・ 子どもたちが教える側にまわれるようにする
・ 子どもたちにクラスをリードする役割を提供する
・ 新たな発見を通して、子ども一人ひとりの見方を更新し続ける
・ 単にこなしているレベルではなく、コミットして取り組んでいる(自分が分かったり、できる)ことをみんなに見せられる機会を頻繁に提供する ~ これがないと、お付き合いレベルの学びで停滞する。
(出典:Differentiation: From Planning to Practice, Grades 6-12 by Rick
Wormeli、106ページ)
あなたは、リストの中で、どの項目に一番ひっかかりましたか?
全部ですか?
日本の通常(指導案どおり)のクラス/授業では、子どもたちが輝ける、安心できる、成長できる環境・雰囲気ができていないんだな~、と思わせられてしまいました。そして、一斉授業をしている限りは、これらのほとんどは満たされないことも。なんといっても、教師ががんばり続けるのですから、関係を築き続けたり、聞いたり、子どもたち教えさせたりなど夢の話です!
このリスト、そのまま管理職の学校経営(=教員との関係)に使えてしまいませんか? あるいは、教育行政と学校(の教師たち)との関係に。
そのレベルから変わっていかないと、一人ひとりの教師に努力しろと言っても、リードする側の言行不一致を見透かされて、やれる教師は少数だし、たとえやれても、横並び意識が強すぎて、出る杭は打たれるになってしまいます。要するに、いまの悪循環に戻ってしまう!! 上のリストは、その「犯罪性」をも気づかせてくれるのではないでしょうか?
さらには、学校/教師と保護者の関係にも使えませんか?
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