2013年1月20日日曜日

教職員評価


そろそろ教職員評価の期末面談に入る時期になります。
 

おおよそ、どこの都道府県の教職員評価も年間3回程度の面談を取り入れているものと思います。
私の勤務する県の教職員評価は職員の資質向上をその目的としており、給与等には反映されていません。

 

 ここ数年やっていて思うのですが、教職員評価を資質向上につなげるのはなかなか難しいということです。
どちらかと言えば、形式的なものになりつつあるような気がします。吉田さんもたしかその著書のどこかでふれていたように、教職員評価を資質向上に結び付けていくには、管理職のサポートが不可欠です。
しかし、そのサポートができるのは、せいぜい3,4人ではないかと思います。

 

 私もここ数年やってみて、どうしても資質向上のためのサポート、お手伝いができるのはその程度の人数なのです。そこで、近年は20代、30代の若手、中堅だけに的を絞って自分で勉強してもらうための資料を提供したり、話題を提供したりしています。昨年の後半は学級経営や学級活動の研修資料を月に何回かに分けて、これらの人たちに提供しました。

 

 やはり中学校においても、小学校同様に学級経営はとても重要です。

 学級の中にいるという満足感、充足感が生徒一人一人の心の安定につながるのだと思います。そのためには、こういうクラスにしたいというビジョンが学級全員に共有されて、日々その目標に向かって、学級の中でさまざまな活動が展開されていくことが望まれるのでしょう。

 

 ときどき教室を回って歩くのですが、教室の壁や背面黒板に掲示してある印刷物や掲示物を見ると、そのクラスの担任が日々生徒とどうかかわっているのか、その一端を知ることができます。

生徒に目標を与えて、少しでもその力を伸ばそうとしている人や、一人一人の学習や生活の様子を記録して、みんなで共有しようとしている人の仕事ぶりを見ると、うれしくなります。また、そういういい掲示物を自分だけのものにせずに、学年全体に広めたりしている人は、教師としても、人としても素敵な人です。そんな職員が一人でも増えるようにすることも管理職の大切な仕事の一つだと思います。

 

 いよいよ学年末を迎え、一年の締めくくりの時期になりますが、「教師も生徒も学べる学校」づくりに努めていきたいと思います。

 

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