新年度がスタートしました。
私は前年度に引き続き同じ学校で勤務することになりました。今年度で3年目です。
職員の異動は非常勤職員まで入れると8名になります。
近年の傾向として、教育現場での非常勤職員の数は年々増加しています。もちろん、フルタイムの本採用職員が増えれば文句ないのですが、一向に増える気配はありません。
ただ、うれしいことは若手の職員の数が増えたことです。
彼らの多くは今年度の採用試験に挑戦する臨時採用の教員です。何とか、試験に合格できるようにサポートすることと、日常的に彼らが「学べる」しくみを作りたいと思います。
「学ぶ」中身は単に試験に合格するための知識の詰め込みだけでなく、教師としての力量向上につながることです。放課後は忙しいのは当たり前なのですが、そこを何とか工夫したいところです。
次に今年の目標は「土曜授業」でいかに地域や社会と連携した「授業づくり」ができるかということです。本市では、年2回から最大11回まで校長裁量で「土曜授業」が可能になりました。私は、地域と連携した総合的な学習の時間をこの土曜授業に充てることにしました。
特に10月に予定している「地域の歴史探訪」をテーマとしたウォークラリーや11月の「キャリア教育に関する講演及びパネルディスカッション」では地域の方々と共同で作り上げていきたいと考えています。単なる授業時間の確保で土曜授業をやるのはどうかと思いますが、「地域の学校」という理念がこれからの公立学校のめざす方向であるならば、地域の方々と作り上げていく授業が必要になるでしょう。確かに、そのための打ち合わせなどに手間も時間もかかりますが、そこはなるべく省力化のための知恵を出していきたいものです。
前々回の記事の中で、「学校経営ビジョン」は関係者(教員、児童生徒、保護者など)の意見を踏まえたものが望ましいという指摘がありました。新しい学校に着任した年はなかなか難しいと思いますが、2年目以降は随時、これらの人々から意見を聞く機会はいくらでもあるわけですから、十分に可能だと思います。私は大きな学校行事の内容に関しても、保護者の意見を聞く機会を作ることにしています。「これまで通り」が一番楽な道なのですが、「振り返り」に基づいた「チャレンジ」が求められる時代です。
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