すでに来年度の学校経営方針は出来上がっていますか?
「学校経営方針」という読まれないリストにしないための、続編です。
「80/20ルール」を聞いたことがありますか?
時間の80%を「大切なこと」に、20%を「やらなければいけないこと(別名、どうでもいいことないし誰でもできること)」に費やす、というものです。しかしながら、普通の人の時間の使い方は、これとは逆で、「やらなければいけないこと」に80%以上、そして「大切なこと」には20%以下の時間しか費やせていません。
これが、学校が変われない理由でもあります。大切なことへの時間が少なすぎますから。変化を起こす芽が育たない構造になっています。(もちろん、何が大切なのかを明確にできないことが最大の原因なのかもしれませんが。)
現状では、あなたが「やらなければいけないこと」に費やしている時間は何%ですか? それに対して、「大切なこと」に費やせているのは何%?
逆転する気はありますか? その際のポイントは何だと思いますか?
学校経営方針の中に、もし10項目書きたいとすれば、その中で「大切なこと」は2つしかないということです。残りの8つは「やらなければいけないこと、ないしどうでもいいことないしほどほどやっておけばいいこと」です。
これを明確にできないと、2度の読まれないリストのできあがりです。
全部が大切として提示することは、基本的に「何もやらなくていいですよ」というメッセージを発信しているのと同じですから。
ぜひ、2つに絞ってください。それが、リーダーの役割です。
もし、たくさんの項目が書かれたリストを見せられたら、「本当に大切なこと」「今年度やり遂げられたら何よりもうれしいこと」をこの中から1つか2つか選ぶとすれば、どれですか?と質問することで、大切なことの中でも特に大切なことを言ってもらってください。
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