以下のようなメールを年度末にもらいました。
御無沙汰しています。ついついメールを読むだけになっていますが、この前の職員室の話は、私の中にそういう発想が全くなかったので、大変新鮮でした。
ところで、長い間お世話になりましたが、この3月で定年退職することになりました。
ところで、長い間お世話になりましたが、この3月で定年退職することになりました。
私からの返信は、「無事の退職、おめでとうございました」としか、書きようがありませんでした。
視点をちょっと変えてみられさえすれば、職員室だけでなく、テスト、成績、通知表★、学校の教育目標、時間割、教員研修、研究協議、部活など、おかしなものがゴロゴロころがっているのが学校です。
そういえば、このブログの最初の方でも学校が抱える課題(私が学校や授業に関わる過程で感じた違和感)は紹介していました。
毎日とは言いませんが、週に一回10~15分は、異なる発想/視点から学校を見られる時間を確保してみてください。(最初の5~10分は難しいかもしれませんが、最後の2~3分にできるようになる可能性大です。)
それでもなかなか発想/視点の転換ができないという方は、いろいろな人に本気でインタビューしてみる時間を週に30~1時間確保することをオススメします。最初は、教職員や生徒たちで充分ですが、徐々に学校関係者以外に輪を広げていってみてください。
「本気で」と書いたのは、そうじゃないと、ほとんどの人は「聞きたい話しかしてくれません」から。こちらからシツコク本音を言ってもらえるように迫らないかぎりは。
ちなみに、このインタビューという方法は、『「学び」で組織は成長する』(光文社新書)のなかで紹介した22の方法の一つです。極めて単純かつ簡単な方法なのですが、個人が、そして組織が成長するのに使われていません。もったいないです。ぜひ試してみてください。
★ これら3つは、評価と置き換えられます。
でも、評価をテスト、成績、通知表と捉えているかぎりは、子どもたちの学びの質や量は極めて低いレベルに止めたままになります。それらが、子どもたちの学びを改善するのには役立ちませんし、ましてや教師の授業を改善するきっかけにもなりませんから。
詳しくは、『テストだけでは測れない!』(NHK生活人新書)を参照してください。
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